【妊娠レポ④】望んだ妊娠なのに母性がわかない。不幸感がつきまとっていた話

アヤノ
今日は妊娠中のメンタル面の話をしていくよ
というわけで、こんにちはアヤノです。
望んで妊娠したはずなのに、なかなか“母性”の感覚がわかない人、さらには妊娠を後悔してしまう人って案外多いらしいです。
わたしもその一人だったのですが、あることがきっかけで母性の小さな芽に出会えたのでそれを書いていこうと思います。

つわり中に母性が持てなくても仕方ないと思う

キラキラ妊婦
つわりがしんどいのは赤ちゃんが頑張ってる証拠!そう思うと耐えられるの。早く会いたいなあ!
なんて綺麗事でも思えなかったわたし。

アヤノ
わたしをこんな目にあわせてなにが楽しいんだ。こんなにしんどいって知っていたら妊娠なんかしなかった
と本気で毎日思っていました。

アヤノ
子どもが生まれたら、わたしはアヤノとしてではなくお母さんとして生きることになる。人生が塗り替えられて、今までのように自分らしく生きていくことはできないかもしれない

アヤノ
体系が崩れて戻らなくなったらどうしよう。太りやすい体質になったら嫌だな…。老け込んだらどうしよう…。ていうかやっぱり出産怖い
など心配は尽きません。計画的に妊娠した時点ですべて覚悟していたつもりだったのですが、いざもう引き返せない状況になると不安になるものです。
ホルモンの影響でマイナス思考しやすくなると言いますし、いつ終わるかわからない体調不良に朝から晩まで支配されるのです。ポジティブに

キラキラ妊婦
心の底から愛おしいなあ♡
なんて思えなくても無理はない、と今になれば思います。

検診でエコーを見てもなかなかわかない母性

病院の先生
ほら見て、元気に動いているでしょう~。経過は順調ですよ!

アヤノ
わ~、良かったです

アヤノ
動いとる。生命ってすごい
といった感じで、生命の神秘に感心はしましたが検診の度にエコーを見せられても正直母性はわきませんでした。出かけないといけない検診が億劫だったくらいです。
つわりは産まれた後の楽しいことを考えて乗り越えましょう、という書き込みをよく見たので、名前を考えてみたり、女の子だったらこんな髪型にしてあげたり、こういう習い事をさせてあげたり…と想像はしたのですがどうしてもピンとこず。

アヤノ
妊娠前の自分に戻りたい…
と思わずにはいれませんでした。
元々わたしは子ども嫌いで、ここ数年でなんとなく「かわいいわねえ」と思えるくらいになったのです。
子どもに関しても強く欲しかったわけではなく、夫の方が何倍も欲しがっていました。
正直なところ

アヤノ
夫がものすごく欲しがってるし、義両親もとても良くしてくれているから孫の顔くらい見せてあげなくては。子どもも嫌いではなくなってきたし、自分の子どもならかわいいともいうし、もう30歳も近いし、一人くらいこのタイミングで作ってもいいかなあ。できなければ、不妊治療してまで欲しいとは思わないな
くらいの気持ちだったのです。子どもを愛せると思ったし、周りも子を愛してくれると思ったし、みんなが待っているのだから産みたい、という思いが強かったです。
だからつわりが想像以上に辛かったのと、なかなか母性がわかないことで

アヤノ
もっと自分の強い意志で妊娠するべきだったんだ。わたしなんか母親になる資格がない…
という不安で鬱状態になりました。流産したら楽になるのに、なんて考えてしまうこともありました。

16週目の転機。性別判明

病院の先生
男の子ですよ。これ見えますか

アヤノ
あ!

病院の先生
しっかりついてますねえ(笑)

アヤノ
ついてますねえ(笑)
まだ16週ではわからないことも多いのですが、体勢が良かったのと男の子だったということで早めに性別が判明。
この性別が分かった時、初めて「嬉しい!」という強い気持ちがわいてきました。
つわりが始まる前の最初の検診で、身体の半分が心臓でピコピコ動いている時もぼけ~っと「なんか必死でかわいいやん」とは思ったのですが、そんな気持ちもつわりですっかり消え失せていましたので…。
なんとなく女の子なんじゃないかと思っていたので、家に帰る途中に

アヤノ
まさかの男の子のママか~。そっか~
とやけに感慨深い気持ちになり、ちょうどつわりが治まってきていた時でもあったので、どんどん憂鬱な気分が晴れていくのを感じました。
性別がわかったことでぼんやりとした“赤ちゃんがお腹にいるらしい”という感覚が急に“わたしの息子”という感覚に変わったことが大きかったようです。

世の母親論に自分が当てはまらなくたっていい

産まれてから母性に目覚める人、育ててるうちに目覚める人、ずっと母性に目覚めない人だっているらしいけど、ちゃんと子育てできてそれなりに楽しかったりするらしいです。

妊娠初期は自分の人生を子どもに乗っ取られるような気分でいたけれど、それも自分次第なのかなあと落ち着いて考えられるようになりました。

わたしは母になってもおしゃれや趣味などを楽しみたいと思っています。(子どもが小さいうちは制限があることは承知です)

母親たるもの自分にかけるお金があったら子どものために使うべき!という考えは楽しくないなあ、と思うので。わたしも母であるのと同時にひとりの人間です。

もちろん金銭面など子どものために我慢する場面も出てくるでしょうが、子どもも親も楽しく暮らしたいじゃないですか。平たく言うと、自分の人生すべて子どもに捧げる、というような母にはなる気はありません。

もちろん夫にも同じ感覚でいてもらいたいし、子どもに不自由な思いもさせたくないので、子どもはひとりと決めています。

母として、父として、だけではなく、一個人として子どもとの関係を築いていきたいです。

親と子と、お互いにひとりの人間として尊重しあえる家族というのでしょうか。アメリカのホームドラマの家族みたいな感じです(笑)まあ、理想は高く持ちましょう!

わたしの考えに難色を示す方もいると思いますが、別に大声で言って回るわけでもなし、夫さえ同じ気持ちでいてくれたらいいのです。

わたしは、いつもイライラしていつキレだすかわからない父親、孫達のせいで金がなくなる金がなくなるとうるさいイジワル祖母、色々とどうしようもない父親の彼女、などに囲まれて育ったので、それぞれが我慢せず楽しく過ごせるのが結局一番ハッピーなのだという考えを持っています。

子育て方針なんて自由なんですから、それで不安になっている方は自分がしんどくないやり方を考えてみてもいいんじゃないかと思いますよ!

次回は出産後の、お金に対する漠然とした不安を解消する方法について書いていく予定です!

アヤノ
それではまた!